00年代初期頃と思われるBURBERRYのコート。
ストレッチ性のあるボンディングのような質感の光沢感のある生地は化繊メインですがウール混のようにも思えます。伸びのいい厚手のギャバジンといった印象。
ブラック、ブラウン、ネイビーを感じる淡い光沢感。
ストンと落ちる上品なステンカラーらしいシルエット。
注目すべきは下部のジップポケット。テクニカルな印象の立体的なジップ付きのパッチポケット。
比翼のフロントも相まって同年代のUKストリートからラグジュアリーブランドまで波及したミニマルテックアーバンウェアを彷彿とさせ、PRADAに近い雰囲気。
この頃のBurberryがここまで時代を反映したモノづくりをしているイメージは無かったので気持ちいい裏切り。もしかしたらサンプルプロダクトかもしれませんね。
ジップはLAMPOでしっかりヨーロッパ企画。
長い歴史で完成されたコートのシルエットに生地とデザインによるアップデート。
ノヴァチェックの色を変えるような近年の変化よりもよっぽど革新的なアプローチ。
上品ながらエッジの効いた都市型ステンカラー、めちゃくちゃいいですね。
サイズ:50(着丈92cm/身幅62cm/裄丈90cm)
素材:ポリエステル/ポリウレタン/ウール混かもしれません