1990年代後半のBALENCIAGAのバッグ。
Balenciaga本人の死後、低迷していたブランドは、Josephus Thimisterをデザイナーに迎えるも不振に終わり、1997年、当時ライセンスプロダクトのデザインを担当していたフリーランスデザイナー、Nicolas Ghesquiereを26歳の若さでクリエイティブディレクターに抜擢、そのコレクションは高い評価を受け、老舗メゾンの再興を成し遂げました。
見事に復活を果たしたBalenciagaですが、元々オートクチュールの服のブランドであることから、バッグなどの関連アクセサリーのリブランディングは2001年に発表したTHE CITYによって本格化します。
こちらはおそらくそれ以前のニコラ期初期、まだ本格的にバッグのデザインに力を入れていない時期ながら、ライセンス品に多く見られるキャンバス生地やBBロゴの主張の強いアイテムとは違い、ミニマルなデザインにレザー素材、ショルダーストラップの付け根のメタルパーツは、後のTHE CITYによって、BALENCIAGAのバッグの象徴とされる金具使いの片鱗が見られるデザイン。型押しのみで中央に配置されたロゴも品があって良いですね。
ホーボーバッグと呼ばれる半月型のフラットなシルエット。カジュアルなメタルパーツに上品でミニマルなバランスのレザー生地。内側にはジップポケットと小さなポケットが2ヶ所。
デイリーに使えるカッコいいワンショルダー。
レザーに若干のスレあり。
サイズ:(横:36cm/縦22cm/持ち手:48cm)
素材:レザー